降る雪が雨に変わる頃の二十四節気「雨水」

2月も中旬を過ぎ、二十四節気も2番目の「雨水」になりました。「うすい」と読みます。立春から15日目にあたる「雨水」。降る雪が雨へと変わり、雪解けが始まるころの季節です。雨水が温んで草木の芽吹きを促し、山に積もった雪はゆっくりと溶け出し田畑を潤します。そうなると、冬の間休んでいた田畑の仕事も始動間近。人々は「雨水」を目安に農作業の準備を始めて来ました。地方によっては、山に残る雪解けの形を目安に、農作業の準備や開始を判断しているところもあるようです。

もうすぐ「ひな祭り」ですね

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ヘビの抜け殻は金運のお守りという話も…

「雨水」の期間の最後の方、3月3日には「桃の節句」がありますね。これは古代中国の「上巳の節句」が由来とされています。もともとは旧暦の3月の最初の巳の日(上巳の日)に行われ、脱皮して生まれ変わるヘビ(巳)にちなんで、心身を祓い清める行事とされていたそうです。やがて皆さんご存知のように、女の子の健康を祈る「ひな祭り」になりました。
古くは人形を川や海に流し、心身を祓い清める習わしがありました。現在でも地方によっては紙などで作ったお雛様を流す風習が残っているところもあるようです。水に溶けやすい材質の紙を使用したり、下流で回収して神社などでお焚き上げしているところもあるみたいですね。医学が発達した現代でも、子どもの突然死は時々ニュースなどで目にしますし、痛ましい事故も起きます。無事に成長してほしいと願う気持ちは、今も昔も同じなのかもしれません。

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もう結婚の心配?

「桃の節句」は女の子の成長も祈りますが、「よき御縁」も祈られています。室町時代以降、女の子の成長とよき御縁を願い、皇族の婚礼のしきたりに従って作られた「ひな飾り」を飾るようになったそうです。いつの時代も「良縁」は男の子ではなく女の子が祈るものなのですね。
私の実家では、私の初節句の時に7段の雛飾りが祖母から贈られました。その他、藤娘などのガラスのケースに入れられたお人形も親戚の方々から贈られ、7段飾りとその両脇に重ねるように飾られたガラスケース入り日本人形は、ある程度成長するまで、子どもの目にはとても迫力が感じられました。飾る時のお手本として、毎年、「一番初めに飾った時の写真」をみて飾っていました。赤ちゃんだった私が7段飾りの前にちょこんと座った写真です。今現在は亡き祖母の家にある7段飾りですが、やはり飾る時にはその写真が見本として使われます。そして姪達はこの赤ちゃんがおばちゃん(私)であることを知り、衝撃を受けるのでした(笑)

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片付けには早さよりも大事な事が

雛人形は、ひな祭りの1週間前までには飾るのが良いとされています。今週の内には出して飾れるのがベストというわけですね。
片付けるのが遅くなるとお嫁に行くのが遅くなるという伝説(?)もありますが、焦って片付けてしまわずに3月3日以降のお天気の良い空気も比較的乾燥している時に片付けるのが、お人形の状態を良く保つためには良いらしいです。

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七人囃子?

地方によっては旧暦でひな祭りをするところもありますから、しばらく優雅でかわいらしいお雛様たちの姿が見られそうですね。