1つの精油にたくさんの作用があります

essential-oils-1539457_640先回のブログでも少しお話ししましたが、精油にはそれぞれ、様々な作用があります。1つの精油に含まれる成分が多数あるため、作用も多岐にわたります。「アロマがいいよ」と世間で言われるのは、一つの作用に注目して精油を選んでも、結果が及ぶのは一つだけではなく、その天然の成分がいつの間か心と体に作用していることが、経験として分かっているからかもしれませんね。

essential-oils-1256362_640ラベンダー」だけでも、「鎮痛作用、抗菌作用、抗真菌作用、抗ウィルス作用、抗炎症作用、鎮痙作用、鎮静作用、癒傷作用、瘢痕形成作用」などなど、たくさんの作用があります。熟語の羅列のように見えますが「痛みを緩和する(鎮痛作用)細菌の増殖を抑え感染を予防する(抗菌作用)真菌の増殖を抑制し感染を予防する(抗真菌作用)ウィルスの増殖を抑制し感染を予防する(抗ウィルス作用)炎症を緩和する(抗炎症作用)痙攣を鎮める(鎮痙作用)傷の治りをはやめる(癒傷作用)肉芽組織の形成を助ける(瘢痕形成作用)」という意味です。これだけ見てもラベンダーは、風邪にもケガにも使えて使い道がたくさんある精油だという事が分かります。

精油の化学成分

では何故、「こんな作用がありますよ」と言えるのでしょうか。昔から使われてきているので、人々の経験から…というだけではありません。
天然の精油は多種多様の芳香成分の混合体です。主に炭素、水素、酸素の3つの元素の結合で、わずかな並びの方の違いでいろいろな香りが作り出されます。その成分毎にいろいろな作用があることが解っています。この精油成分は炭素と水素の並び方などによっていくつかのグループに分かれます。このグループ共通の薬理作用もあります
上記例のラベンダーですが、「モノテルペンアルコール類」というグループの「リナロール」という成分と、「エステル類」というグループの「酢酸リナリル」という成分が多く含まれている精油ですが、モノテルペンアルコール類には優れた抗菌、抗ウィルス作用があり、抗真菌、免疫強化、強壮刺激、神経強壮、鎮静、などの作用があり、比較的、肌にやさしい成分が多いグループだという事が解っています。エステル類優れた神経系の鎮静、鎮痛、抗炎症、抗痙攣作用が特徴であり、抗菌、抗ウィルス、抗真菌、血圧降下などの作用もあります。ここから、ラベンダーには抗菌や抗真菌、抗ウィルス、鎮痛、抗炎症、鎮静、などの作用があることが分かります。

夏の長野県池田町の青空とラベンダー。

夏の長野県池田町の青空とラベンダー。

 

安全に、効果的に使うために

精油はたくさんの種類があり、あまりお目にかからない珍しい物もありますが、香りの成分のグループの主な効能が解っていると、精油の成分を見ただけで、何に効果があるのか、どのような時に使うべきかも分かります。アロマの化学は聞きなれない単語も多くありますが、アロマを安全に、そして効果的に使うために、知っておきたい部分でもあります。

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