「寒の入り」です。「小寒」

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寒い季節になりました

新暦ではお正月の7日に七草粥をいただき、松の内も終わるころですが、旧暦ではまだこれから。二十四節気では「小寒(しょうかん)」の時期です。「寒さ」が「小さい」?と思うと、この寒さはあんまり小さくはないよ~、と心の中で叫ぶ日もありますが、「小寒」とは、「まだ寒さは最大ではない」という意味です。「寒の入り」ですね。年末年始の長野県では、建物の北側にあるバケツなどの水の入る容器にあった水は、しっかり凍っていて、夕方になっても解けてはいませんでした。
「小寒」から、1月20日からの大寒を過ぎて2月3日の立春までを「寒の内」と言います。厳しい寒さが続くころですから、体調管理はしっかりとして、インフルエンザやノロウィルスなど、感染症にも十分気を付けて過ごしたい時期ですよね。

「小寒(しょうかん)」の七十二候は、初候が「芹乃栄(せり、すなわちさかう)」、次候が「水泉動(しみず、あたたかをふくむ)」、末候が「雉始雊(きじ、はじめてなく)」です。

春の七草「セリ」のちから

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セリ。花が咲くのは夏。

今頃は初候の「芹乃栄」ですね。芹(せり)は、田んぼや水辺など、土壌水分の多い場所に生える植物で、日本だけでなく、東洋では2000年以上も前から、食用に利用されているのだそうですね。西洋では食べないらしいです。
芹は春の七草のひとつでもあります。そのため、お正月以降のスーパーなどには、束にして販売されてもいましたね。「七草セット」というパックもありましたが。便利ですね。
芹の香り成分には、人間の体温を上げて発汗作用を促す効果があり、風邪による冷えなどに有効、とされています。βカロテンやビタミン、カルシウム、鉄分などの栄養素を主に含むので、胃や肝機能を整えたり、血液中の老廃物やコレステロール排出する効果が高い食材ともいわれています。今の時期にはありがたい作用を持つ食材ですね。昔の人は経験的に芹の効果を知っていて、文化として定着するほど大事に伝えてきたのですね。七草粥以外でも、鍋やお浸しでも、その香りを楽しめます。野菜としての旬は3月から4月までだそうですから、寒さが気になる時や、新年会などのお食事会・飲み会続きで胃腸がお疲れになる頃、取り入れてみては如何でしょうか。

寒さに身を縮めていると、思わぬ不調が発生することがあります。体を温めて、リラックスできる時間を持つことが、心にも体にも大事な時間になります。

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