前回、樹脂の精油の話をしました。今回は、樹脂から採取できる精油の中でも、比較的使いやすい「フランキンセンス」について、ご紹介したいと思います。

長い歴史とともにあるフランキンセンス

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ピラミッドの時代からすでにフランキンセンスは使われていました。

フランキンセンスは乳香樹(ニュウコウジュ)と呼ばれる木から採れます。乳香樹の幹にに傷をつけると、乳白色の樹脂が滲み出てきます。その樹脂が茶色に固まったものを水蒸気蒸留法で精油成分を抽出したものが「フランキンセンス」です。
古代エジプトやバビロニアの時代からギリシャ、ローマなど、文明の舞台が移り変わっても、フランキンセンスはそれぞれの文明社会で、主に宗教儀式などに使われたり、化粧など日常生活に使われたりしました。重要な香料であるフランキンセンスは、中世のフランス語で「純粋」「本物の香り」「質の高い薫香」という言葉が語源だそうです。フランキンセンスの持つ力がいかに強力で人々の手助けになっていたかが分かりますね。

 

心と体に対するフランキンセンスの働き

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祈りの時間に…

それにしてもフランキンセンスは、なぜこんなに宗教に用いられたのでしょうか。フランキンセンスの精油には特に神経系に重要な作用があるとされています。リラックスと活力を与えるということは、神経性の緊張と緩和の両方に効果があるということです。イライラした気持ちを落ち着かせ、そして穏やかな強壮作用で気持ちを高揚させてくれる香りは、祈りや瞑想、悪魔祓いにもうってつけだったと思われます。(悪魔祓いはやったことも立ち会ったことも無いので分かりませんが)
現代でいうなら、仕事などで時間に追われて自分を見失ってしまっていたり、やることが多く何をしたら良いかが不鮮明になっている人におススメしたい香りです。目の前の慌ただしさに巻き込まれている意識を、客観視できるところまで引っ張り上げてくれます。そして、「今、何をすべきか」「今、どこに意識を向けるべきか」など、やりたいこと、やるべきことの焦点がはっきりしてきます。気持ちの上がり過ぎ、下がり過ぎを抑えて落ち着かせてくれるので、気持ちの面で軌道修正したい時などに良いようです。

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落ち着けば見えてくるものがあります

身体の面では、免疫力の低下や、気管支炎風邪などに効果があるようです。そして、手荒れシワたるみ乾燥肌肌の老化に役立つ精油です。これからの季節には心のためにも体のためにも、上手に利用したい精油ですね。

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