蒸留装置はテーブルサイズもありました

今まで「ハーブを蒸留するための道具は大きいもの」と思っていましたが、なんとテーブルサイズのものもありました。家庭用なんだそうです。現在でも実際に使うことができる、アルコールランプを使用する銅製のイタリア製のもの、そして「生活の木」で販売しているものもありました。

今年に入ってからもいくつか売れているんだそうで、それを聞いたセミナー受講者の皆さんからは驚きの声が上がっていました。一般のご家庭の方のご購入なのでしょうか、それともどちらかのスクールさんでしょうか、もしどちらかのスクールで、このようなテーブルサイズの蒸留器でフローラルウォーターを作る講座をやってらっしゃるところがあれば、一度お邪魔してみたいですね。とても興味があります。

「アランビック」というテーブルサイズの蒸留器です

「アランビック」というテーブルサイズの蒸留器です

 

江戸時代から日本で使われていた蒸留器(らんびき)は陶器製でした

展示されている物の中には、ガラス製でフローラルウォーターを作るものなどもありました。その中に陶器で出来たちょっと大きくて縦長にまあるいタルのような急須のようなものもありまして、何かな~?と思っていたらこれも蒸留器で江戸時代から日本で使われていたもので、「らんびき」という名前でした。(展示物は江戸時代の物ではありません)

陶器製なので直火にはかけられないため、湯せんでの使用なんだそうです。このような「らんびき」が無い場合は、ヤカンと湯のみを使って蒸留したりもしたそうですが、江戸時代の日本では、薬草や香草は搾ったり液体に浸して抽出することが多かったらしく、「らんびき」は焼酎の製造や薔薇水を作って化粧水にするなどの目的に使われることが多かったようです。19世紀まで、日本のお医者さんは「らんびき」を使って酒から蒸留してアルコール濃度を高めたものを、消毒に利用していたそうです。

「らんびき」:実はこれも販売されています

「らんびき」:実はこれも販売されています

「蒸留体験講座」あります

今回のセミナーでは、植物のことでも蒸留のことでも「へぇ~」と思うことが満載でした。テキストや本だけでは分からなかったり、想像もしなかったようなことが分かったり、「体感する」ことの貴重さを感じました。

今回の蒸留体験は「日本園芸協会」が主催のセミナーでしたが、薬香草園では「ハーバルライフカレッジ飯能校」の「蒸留体験講座」を月に2~3回、行っているそうです。蒸留する植物はゼラニウムだったりレモングラスだったりと毎回違うようですが、ボディースプレーや石鹸を作ったりするそうなので、楽しそうですね。ハーブやアロマに興味のある方にはおススメです。(事前予約が必要です)

ひとつひとつ丁寧に解説してくださいました

ひとつひとつ丁寧に解説してくださいました