アロマの裏表記をよく見る!「抽出部位」って何でしょう?

もう一つの気になる表記は「抽出部位」です。「抽出部」という表記のものもあります。

赤線上部に「抽出部位」とありますね

赤線上部に「抽出部位」とありますね

抽出部位とは「植物のどの部分から芳香成分を採ったのか?」ということです。「どこから採ったかなんて、どこでも良いんじゃないの?」という訳にはやっぱりいきません。同じ植物でも精油の材料となる部分が違うと、違う精油になるからです。

例えば「ネロリ」ですが、学名は「Citrus aurantium」で抽出部位は「花」です。同じ「Citrus aurantium」で抽出部位が「果皮」になると「ビターオレンジ」の精油です。そして同じ「Citrus aurantium」で抽出部位が「小枝・葉」になると「プチグレン」となります。

このように一つの植物から3種類もの精油が採れるのはとても珍しく、他には無いのですが、抽出部位が違えば精油成分も違いますし、作用も違ってきますから、抽出部位の表記は大切ですね。

葉からも実からも花からも良い香りの精油が採れます

葉からも実からも花からも良い香りの精油が採れます

ここまで覚えておきたい「アロマ」・・・主な抽出部位の表記と精油名。このような種類があります。

「果皮」 オレンジ、レモン、グレープフルーツなどの柑橘類。食用にする果肉の部分ではなく表面の皮から抽出されます。

「花」 ローズ、ネロリ、ジャスミン、など。花にある芳香成分は花が開いてしまうと香りも飛んでしまうので、蕾から抽出されます。

「葉」 ティーツリー、ユーカリ、レモングラス、など。葉に芳香成分が多く含まれる植物です。

「花と葉」 ラベンダー、ゼラニウム、マージョラム、など。比較的、花が小さい植物です。花と葉のついた穂先から抽出されます。

「木部」 ローズウッド、サンダルウッド、シダーウッド、など。木部に芳香成分が多く含まれる植物です。

「樹脂」 フランキンセンス、ベンゾイン、ミルラ、など。木の幹に傷を付けると染み出てくる樹脂に芳香成分が含まれています。

「樹果(果実)」 ジュニパーベリー ブラックペッパー、など。木になる実に芳香成分が多く含まれている植物です。

「樹果(果実)と葉」 サイプレス、ジュニパーブランチ、など。実と葉に芳香成分が多く含まれている植物です。

「種子」 カルダモン、キャロットシード、など。種に芳香成分があります。

「根」 ジンジャー、ベチバー、など。根や根茎に芳香成分がある植物です。

どこに芳香成分が多くあるのか、植物によって様々ですね

どこに芳香成分が多くあるのか、植物によって様々ですね

同じ精油名でもメーカーによって「葉」だけを使ったものなのか「葉と枝」を使ったものなのかの違いや、「木部」なのか「木部(心材)」なのかの違いもありますから、是非チェックしてみてください。

抽出部位が英語で記されています(赤枠内)

抽出部位が英語で記されています(赤枠内)

日本語表記はありがたいです

日本語表記はありがたいです